TRXが提案するファンクショナルトレーニングの基本

近年、「ファンクショナルトレーニング」という言葉が注目を集めています。TRXはこの分野のリーダーとして、7つの基本動作を軸にしたトレーニング方法を確立してきました。TRXの特徴は、単なる筋力トレーニングではなく、実際の動作に焦点を当てている点です。体重減少や筋力増強だけでなく、日常生活やスポーツに直結する動きの質を向上させることを重視しています。
TRXが重視する7つの基本動作とおすすめエクササイズ
1. プランク
体幹の安定性を高め、正しい姿勢と効率的なパワー伝達を実現する基礎となる動作です。プランクを正しく行うことで、脊椎の安定性が向上し、全身の運動能力が改善されます。
おすすめエクササイズ:スタンディングボディソー
おすすめエクササイズ:スタンディングボディソー
- ストラップを完全に伸ばし、アンカーポイントから背を向けて立つ
- 前腕をフットクレードルに置き、肘を肩の真下に揃える
- 体の安定性を維持しながら、前腕を約7-15cm前方に押し出し、開始位置に戻る
2. プル(引き寄せ)
TRXの代表的な動作の一つです。サスペンショントレーナーの特徴を活かし、腕、肩、背中、体幹、腰、脚を連動させた総合的な運動として機能します。
おすすめエクササイズ:TRXシングルアームロー
おすすめエクササイズ:TRXシングルアームロー
- ストラップを完全に短くし、片方のハンドルを握る
- 両手を胸郭に当て、可動域の終わりから開始
- 肩を下げて後ろに引き、ゆっくりと腕を伸ばした姿勢まで下ろす
- プランクの姿勢を維持しながら、開始位置に戻る
3. プッシュ
腕立て伏せやベンチプレスに代表される動作ですが、実生活での応用範囲が広く、様々な場面で必要となります。
おすすめエクササイズ:TRXチェストプレス
おすすめエクササイズ:TRXチェストプレス
- ストラップを完全に伸ばし、アンカーポイントから背を向けて立つ
- 手を肩の真下に置き、ストラップを腕より少し上に持ち上げる
- プランクを維持しながら、体を下げて適切な開始位置に戻る
4. ヒンジ

腰を軸とした屈伸動作で、正しい姿勢での物の持ち上げや、スポーツでのジャンプ動作の基礎となります。
おすすめエクササイズ:TRXシングルレッグRDL
おすすめエクササイズ:TRXシングルレッグRDL
- サスペンショントレーナーをふくらはぎの位置に設定
- 片足をフットクレードルに置き、もう片方の足を少し前に置く
- 背骨をまっすぐに保ち、胸を開いたまま腕を地面に向かって伸ばす
- 臀筋に力を入れて、元の位置に戻る
5. スクワット
人間の最も基本的な動作の一つです。正しいフォームで行うことで、下半身の筋力強化だけでなく、日常生活での動作が改善されます。
おすすめエクササイズ:TRXスクワット
おすすめエクササイズ:TRXスクワット
- ストラップを中間の長さにし、手を体の少し前に置く
- 背骨をニュートラルに保ちながら腰を下と後ろに押す
- 足をしっかりと床に押し付けて、元の位置に戻る
6. ランジ
歩行や走行の動作パターンの基礎となり、下半身の筋力、バランス、協調性を高めます。
おすすめエクササイズ:TRXアシストランジ
おすすめエクササイズ:TRXアシストランジ
- ストラップを中間の長さにし、手を体の少し前に置く
- 両膝を90度まで下げる
- 背筋を伸ばした姿勢を保ったまま、直立姿勢に戻る
7. ローテーション(回転)
日常生活で最も頻繁に使用される動作の一つです。体幹の強化とバランス、協調性の向上に効果があります。
おすすめエクササイズ:TRXパワープル
これらの基本動作は、TRXサスペンショントレーナーを使用することで、より効果的に、かつ安全に練習することができます。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて負荷を調整できる点も特徴です。
この記事はTRX USに掲載されている記事を翻訳し、再編集したものです。
おすすめエクササイズ:TRXパワープル
- ストラップを中間の長さにし、片方のハンドルを握る
- 足の指の付け根から始め、片手を胸郭に当て、もう片方の腕を伸ばす
- プランクの姿勢を維持しながら、腕を床のほうに回す
- スピードとパワーをつけて開始位置に戻る
これらの基本動作は、TRXサスペンショントレーナーを使用することで、より効果的に、かつ安全に練習することができます。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて負荷を調整できる点も特徴です。
この記事はTRX USに掲載されている記事を翻訳し、再編集したものです。