YBell誕生ストーリー

積み重なる“30分”

想像してみてください。あなたは屋外でグループトレーニングを指導するフィットネストレーナーです。毎朝、セッションの30分前には現場に到着し、車から複数のトレーニング器具を降ろして準備。セッションが終われば、再び30分かけて片付ける。この一連の作業にかかる時間は、1日で1時間、1週間で数時間にもなります。もしその時間を指導の質向上やビジネスの成長に使えたら、どれほど効率的でしょうか。YBellの開発者アーロン・ローレンスも、まさにこのような悩みを抱えていました。

ばらばらな動きが、ひとつに

彼は15年以上にわたり、オーストラリア・ボンダイビーチで数千人をトレーニングしてきたベテラントレーナーです。当初、ダンベル、ケトルベル、メディシンボールなどを組み合わせた独自の高強度トレーニングを提供していました。しかし、参加者が増えるにつれ、器具の準備、説明、管理が煩雑化。特に早朝のセッションでは、まだ目が覚めきっていない参加者に器具ごとの動きを説明することに苦労していました。複数のグループがそれぞれ異なる器具を使うことで、指導の統一性が損なわれ、ウォームアップや本編の冒頭が非効率になる場面が増えていったのです。その課題を根本的に解決したのが「YBell」でした。

揃うことで、生まれる一体感

YBellは、ダンベル、ケトルベル、メディシンボール、プッシュアップスタンドの機能を1つに統合した多機能トレーニングツールです。特徴は、握る位置によって重量のかかり方や動作が変化する「マルチハンドル設計」。この構造により、1つのツールで幅広いトレーニングが可能となり、器具の準備や運搬、指導の手間を大幅に削減できるようになりました。トレーナーとしては、全員に同じ動きを一斉に指導できるため、説明の手間が減り、参加者も動きを理解しやすくなります。また、グループ全体で同じトレーニングを行うことで、自然とチームワークや一体感が生まれ、参加者同士の間に健全な競争心やモチベーションも育まれます。自分の隣や前後にいる人の動きを見ながら、自分も頑張ろうと刺激を受ける、そんな空間がYBellによって生まれるのです。

トレーニングをもう一度、シンプルに

YBellは、トレーニングの多様性を保ちながらも、指導の効率化と参加者の体験向上を同時に実現します。これは単なる器具ではなく、トレーニング現場に革新をもたらすツールです。アーロンの願いは、このシンプルでパワフルなツールをより多くの人に届け、より良いセッションと成果をサポートすること。あなたもYBellとともに、新しいトレーニング体験を始めてみませんか?